本日、ラジオで牡丹靖佳さんの『たびする木馬』インタビューが放送されました。
とても楽しい内容でしたので、ちょっとご紹介。
『たびする木馬』が生まれたきっかけは、牡丹さんが小さい頃、遊園地に行って、メリーゴーラウンドに乗った時の思い出!
行列に並んで、外からメリーゴーラウンドを見ている時、まず「木馬自身がすごいスピードで走っているな…」と圧倒されたそうです。
けれど、実際に乗ってみると、「まるで自分が止まっていて、自分の周りの世界が動き出したように感じ」、それがすごく面白いと思っていたそうです。それを表現してみたいと思い続け…今回それを表現するには「絵本という形」がぴったり!と感じたそうです。
絵本をめくった時に、いつも中心に木馬がいて、周りの世界がどんどん変化し、ページをめくる度に時代が動いていくという感覚が味わえるので、確かに絵本という形は、ぴったりですね。
先に書かせていただいたように、『たびする木馬』は、約百数十年の時間が経つ絵本です。
メリーゴーラウンド自体、初めてフランスで作られてから、約百数十年の時間が経っていて、その本物のメリーゴーラウンドの木馬と同じような時間の流れも体験できる絵本です。
その百数十年の時間は、デザインの世界にもたくさんの変化がありました。<アールデコ><アールヌーボ><モダニズム>などなど…。絵本の中でもそのデザインの変化が感じられるように、メリーゴーラウンドの装飾のデザイン・木馬のデザインを、時代に合わせて、世界中の面白いものや綺麗なものをミックスして描かれたとのことです。そのあたりも注目して楽しんで読んでいただけたら嬉しく思います!

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そんなこんなで…
牡丹靖佳さん作『たびする木馬』完成しました!
背景と馬の変化で物語が進む、木馬定点絵本です。メリーゴーラウンドの白馬「ブラン」が、長い年月を経て、色々な場所を旅していきます。お楽しみください♪

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印刷が終わったら、今度は製本です!
リアル・ブラン、難波製本さんへ遊びに行かせてもらいました。
印刷所は編集者もよく行くのですが、製本所は本当に数えるほどしか行く機会がないので、興味津々です☆

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ついに印刷です!
リアル・ブランがその様子を見たいと言うので、精興社さんへ遊びに行かせていただきました。
校正紙と比べながら、色を調整して決めているところです。

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カバーの色校正紙です。
ツヤツヤのPP加工(ポリプロピレン加工)と、ニス加工の2種類でテストしてみました。
写真だと分かりにくいのですが…ニス加工は、うっすらパールっぽく輝いて、すごく綺麗!
今回はニスを選ぶことにしました♪

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輪郭線をもうちょっとくっきり出したい、色を少し引いて、影や背景色と差をつけたい、グレーをもう少し出したい…など印刷所へお願いし、あがってきた再校です。
左が初校・右が再校です。差が分かるでしょうか…。
写真だと難しいかもですが、画面がグッとしまったな〜と思います☆

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手作り木馬、やっと完成しました☆
『たびする木馬』の主人公「ブラン」です。
このリアル・ブランは、これから旅に出るようですよ。どこかでみなさまにお会いできたら嬉しいです。

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