たびする木馬
読者の声
色合いや情景がとても優しくて、じんわりとしみました。同じ世界を生きていても、見れている世界はそれぞれ違ったりする。
ブランを通して見る世界が、とてもあたたかな光に満ちていて、読んでいて光のおすそわけをもらったような感じがしました。
(21歳・わたさん)
絵本が好きで、新聞広告を見ては、読みたい本があると、本屋さんに注文して買っています。今、絵本を本棚に並べるのが楽しみです。
昨年、夫が亡くなり、このような内容の本は特に心に残ります。ありがとうございました。
(80歳・女性)
牡丹さんは、『おうさまのおひっこし』以来、気になる作家さんです。
名前をつけてくれた男の子が老いるまでずっとブランを覚えていてくれた時の長さ、そして泥棒に入られたけど、第2の人生が始まろうとしている。泥棒はどんな輩だったのかな。ブランにとっては良かったんだね。時の流れの悲しみを見せずに、第2章に歩き出すブラン!
(59歳・Katamenanさん)
新聞の書評を見て、すぐに注文しました。
今、馬に興味があって、本を集めています。
私もこの絵本のように人生を旅したいと感じました。
すばらしい絵本をありがとう。
(88歳・まーめさん)
全体を通して、通奏低音として音楽が流れているように感じました。その音楽は、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」。ページの真ん中に位置する木馬が周りの状況に影響されながら、喜び、戸惑い、悲しむ様が手にとるように伝わってきました。
(男性)
「大切な人との出会いと、楽しいことも、悲しいこともたくさんありました」
の帯の文章に心惹かれて読みました。絵が良かったです。
どのページにも、カラフルできれい。美しい!
なのに、どこか哀愁がただよい、ブランと一緒に旅をする気持ちです。
港の絵、街の絵、とても好きです。
(71歳・女性)
読み聞かせのボランティアで読もうと思い、買いました。
いなか生まれの私は、初めてメリーゴーランドに乗ったのは、たぶん大人になってから。
しかも少し、木馬ははずかしかった記憶があります。
息子たちが生まれて、息子が木馬に乗っているのを、回ってくるたび手を振ると息子がなんだかすごくかっこいいナイトになったように思えたことを、今も楽しい想い出としてのこっています。
(59歳・女性)