だいぶつさまのうんどうかい
《推薦をいただきました》
みうらじゅん氏(イラストレーターなど)
だいぶつは大きいからスゴイけど、大変なのだ。
釈徹宗氏(僧侶・宗教学者)
仏さまって、どんなイメージですか。もしかして、仏像のようにじっとしている印象をもっていませんか。
仏像はじっとしていますが、仏さまたちは一瞬も休むことなく働いています。「この私を救うための、一瞬も休むことない働きを、仏さまと呼ぶ」ともいえます。仏像はその一瞬をとらえて造形化したものなのです。
この本で、仏さまたちのフィジカルな魅力を楽しみましょう。
私などは、「おおぜいの ほとけさまが、くもに のって あつまってきた」という冒頭の一文からしびれてしまいます。クライマックスのだいぶつピラミッドは、まるで華厳経か曼荼羅の世界を表現しているかのようです。
ところで、裏表紙に仏・菩薩たちの座席が描かれていますね。 そしてひとつが空席になっていることにお気づきでしょうか。
その席は、やがてやってくる誰かのためにわざわざ空けてあるのです。
それはあなたです。あなたのお席です。
やがてあなたが仏・菩薩となってこの運動会に参加するのです。